北陸でのサイクルツーリズムを定着させる

Happy Cycling

企業情報

代表者:高橋尚子 
屋 号:HAPPY CYCLING
創 業:令和2年

企業概要

HAPPY CYCLING」はサイクリングツアーの企画・運営をする事業です。
スポーツバイクの体験会や、企業や自治体からのサイクリングツアーの委託など、自転車に関する事業のコンサルティングを行っています。

創業のきっかけ

元々登山が好きで、アウトドア用品店に就職しました。はじめは自転車に対する知識はなかったのですが、自転車部門に配属され、スポーツバイクの販売・修理を経験したことで自転車の魅力を知り、興味を持つようになりました。
そこで自転車の組み立てや、修理、メインテナンスの技術を取得しました。特にロードバイクは男女の体格差によって乗り心地も大きく変わるので、女性目線でのアドバイスやメンテンナンスができるようになりました。
また、知り合いからサイクリングガイドの資格取得も勧められ、資格を取得したこともきっかけとなって、「老若男女に移動手段じゃなくて、アクティビティとしてのサイクリングの楽しさを知ってほしい」「自転車を通じて社会貢献したい」という思いが強くなりました。
そこで、これまでの知識と経験を活かしたサイクリングツアーの企画・運営の事業を立ち上げることにしました。

Happy Cycling

富山県信用保証協会を利用しようと思ったきっかけ

創業を考えていたころ、金融機関から創業支援を行っている富山県信用保証協会に相談することを勧められました。

富山県信用保証協会に相談してみた感想

まず、創業するにあたって、創業したい「想い」はあるものの、「想い」を実現するために何から始めればいいのか、わからないことがたくさんありました。また、事業をPRするためHPの作成を検討していたところ、金融機関から保証協会の女性支援チーム「アイラーレ」を紹介してもらったので相談することにしました。
「アイラーレ」は担当者が女性ということもあって、安心して気軽に相談することができました。担当者の方に悩みや疑問点をたくさん聞いてもらい、他の創業者の事例などを基にアドバイスをいただき、モチベーションを高めることができたので、ものすごく助かりました。
このころは、まだ、事業のコンセプトやターゲットとする顧客層がぼんやりとしていました。そこでこれらを、明確にすることを最初の目標に据えることにしました。

専門家派遣の感想

富山県信用保証協会の担当者から、HP作成の前にビジネスモデルを明確にするため、専門家派遣の提案があり、ブランドプロデューサーの方を派遣してもらいました。派遣してもらった専門家も女性で、創業者として先輩ということもあり、その点でも参考になることが多かったです。
専門家とのヒアリングの結果、ターゲット層がぼんやりしていることや、集客するための広報活動に課題があると気づくことができました。特にSNSのフォロワーとターゲット層がミスマッチだったので、ターゲット層に訴求するHPを作成して、集客につなげる取り組みを行うことにしました。

結果

HPの内容を相談していくうちに、ぼんやりとしていた事業の「方向性」や、自分の持つ「強み」を新たに認識することができて、ターゲットにするべき顧客層を明確にすることができました。はじめは個人客を念頭に、B to Cでの展開を考えてSNSを活用していましたが、実際に顧客として見据えていたのは旅行会社など会社を取引先とするB to Bのビジネスモデルだということに気づいたのが大きかったです。ターゲット層を洗い出すことができたので、今後はどのように利益を生み出していくか、値段設定をどのように決めていくかを強く意識するようになりました。

Happy Cycling

今後の展望

まずは旅行業の資格を取得したいです。資格取得後には、車両の手配などもすべて自社で行う宿泊込みのサイクリングツアーを企画したいと思います。県外や海外の旅行者を呼び込んで、サイクリングを通して富山の魅力を知ってもらいたいと思っています。そしてゆくゆくは北陸すべてをビジネスの範囲として広げていきたいです。