
企業情報
代表者:塚中 寧々
屋 号:Haneul(ハヌル)
業 種:洋菓子店(カヌレ)
創 業:令和7年2月
所在地:富山市下大久保
企業概要
「Haneul(ハヌル)」は韓国スイーツを気軽に楽しめるテイクアウト専門のお菓子屋さんです。コロンとしたフォルムのかわいいカヌレをはじめとし、韓国でも人気のグリークヨーグルトなど、見た目も味も楽しめるスイーツをそろえています。県内で開催されるイベントへ出店することもあり、店舗以外でも多くのお客様にかわいい韓国スイーツの魅力をお届けしています。
創業のきっかけ
母の影響は大きかったと思います。母自身も会社員を辞めて独立し、好きな仕事に取り組んでいるのですが、忙しくてつらそうだった会社員時代と違い、今は本当に楽しそうに働いています。そんな母の姿を見て、「自分も好きなことをやりたい」と思うようになりました。
専門学校時代には、ケーキ屋への就職を勧められることもありましたが、自分の中でどこか「就職するのは違う」と感じて迷っていました。そんな時、母が「自分の好きなことをしなさい」と背中を押してくれたことが、大きな転機になりました。
子供の頃からお菓子作りが大好きで、かわいいものに触れたり、おしゃれなカフェを訪れるのが自分の楽しみでした。特に韓国のカフェが好きで、韓国でデコレーションされたカヌレに出会った時の感動は今でも覚えています。
母の応援もあって、自分の夢を形にしたいという思いが固まり、創業に踏み切ることができたと思います。

事業のこだわり
「日々忙しく過ごす人のスキマ時間に、小さなときめきを届けたい」という思いを大切にしています。自分が韓国でかわいいものに出会ったときに、目の前に空がぱっと広がったようなときめきを感じました。その感覚をお客様にも届けたいという思いから、店名も韓国語で「空」を意味する「ハヌル」としています。
忙しくてカフェに行けなかったり、韓国に行きたくても行けない方が、私の作ったお菓子を手に取った時に、日常の中で少しでもときめきや幸せを感じてもらえたら嬉しいです。
私自身、かわいいものを目にしたり、おいしいものを食べたりすることで、わくわくしたり、自己肯定感が上がって幸せを感じるので、私の作るお菓子が、お客様にとってのそんな存在になれたら、と思っています。
富山県信用保証協会への相談の経緯・感想
創業にあたり、融資の相談を金融機関の方にしている中で、協会の「アイラーレ」を紹介してもらいました。
自分は若く経験も乏しかったので、不安もあったのですが、実際に協会の方とお会いしてみると、とても話しやすく、自分の話にも真剣に耳を傾けてくださいました。おかげで、安心して相談することができました。
専門家派遣の感想
創業する前は、お店のコンセプトやターゲットなどが曖昧だったため、ブランディングを得意とする専門家を派遣していただきました。
専門家の方と面談を重ねる中で、自分の思いや考えを改めて深く掘り下げる事ができ、お店づくりに向けた具体的なイメージが少しずつ形になっていきました。
また、SNSでの情報発信についてもアドバイスをいただき、投稿内容の工夫や見せ方など、自分では気づけなかった視点を学ぶことができました。
自分の中でまとまっていなかったものを丁寧に引き出してもらえ、「私以上に私のことを理解してくれている」と感じる場面もあり、心強かったです。

今後の展望
お客様にもっと寄り添った“ときめき”をお届けするために、オーダーケーキはいつか挑戦してみたいです。誕生日や記念日を特別なケーキでお祝いできたら、きっと幸せな気持ちになっていただけるはずです。
また、現在はテイクアウトのみですが、将来的にはイートインスペースもつくり、ゆっくりとお菓子を楽しんでいただける場所にしていきたいと考えています。
自分自身も幸せでいることを大切にしながら、これからも多くの方に“ときめき”を届けられるお店を目指していきたいです。
これから創業される方へ
創業前にやっておいてよかったのは、早めにInstagramのアカウントを開設したことです。準備の様子や試作品を発信していくうちにフォロワーが増え、オープン時の集客にもつながりました。
一方で、もっと早くコンセプトを固めておけばよかったとも感じています。自分だけで考えるのは難しく、協会の専門家派遣を受けたことで、思いや方向性が整理され、お店づくりの軸がはっきりしました。
創業は一人で抱え込むと不安が大きくなりがちですが、協会などの支援機関を上手に活用しながら、準備を進めることが大切だと思います。

担当者の声
初めてお会いしたのは、塚中さんがまだ20歳の頃でした。これまで多くの創業希望者を支援してきましたが、その中でも最年少で、最初から自分の世界観をしっかり持っている姿がとても印象的でした。
「忙しい毎日のスキマ時間に、小さなときめきを届けたい」というコンセプトを聞いたとき、その優しい想いに強く共感しました。韓国で感じた“空がぱっと広がるようなときめき”をお店の名前「ハヌル」に込めたというお話も、とても素敵でした。
見た目も味もこだわったお菓子で、忙しい人の気持ちがふっと軽くなるような場所をつくりたいという姿勢は、本当にまっすぐで魅力的です。「ハヌル」が、誰かの明日をちょっと明るくする存在になることを心から願っています。


